「履歴書や職務経歴書なんて、どうせみんなザッとしか見ないでしょ?」
そう思っていませんか?
極端に書くと、採用担当者はあなたの書類を1枚あたりたった数秒で判断しています。
何十、何百という応募書類に目を通す採用担当者の時間を、一瞬でも奪ってはいけないのです。
だからこそ、プロの転職エージェントである私が、「こりゃダメだ...」と唸るNGポイントと、「おっ!」と思わせる神テクニックを、こっそり教えます。
1. 意外と盲点!「和暦or西暦」は秒で統一しろ
西暦と和暦が混ざっている書類は、それだけで読みづらい。
「生年月日は西暦、学歴・職歴は和暦」
「履歴書は和暦、職務経歴書は西暦」
こういったチグハグな書き方は、見る人に「あれ?どっちだ?」と余計な思考をさせてしまいます。
現在多くの企業が使用している「採用管理システム」は西暦が主流。だからこそ、西暦で統一するのが最強にスマートです。たったこれだけで、「この人、仕事できそう」という印象を植え付けられます。
2. 学歴・職歴の書き方には「隠しきれない性格」が出る
たかが書き方、されど書き方。そこにあなたの「丁寧さ」や「常識」が透けて見えます。
中途退学を「中退」と略すのはNG!
正式名称である**「中途退学」**と書きましょう。
公務員や自衛官は「退職」、銀行員は「退職」と書くのが正解!
「除隊」や「退行」は使いません。
自営業の方は**「廃業」**と書くのが一般的です。
「この人、細かいところまでちゃんと見てるな」と思わせる丁寧さが、あなたの評価を確実に引き上げます。
3. 資格は「取得」or「合格」で読み手のストレスをゼロに
資格欄は、あなたの能力を端的に示す大切な場所。ここが雑だと、せっかくのスキルが台無しです。
国家資格(医師免許、教員免許など): 「取得」
民間資格(簿記、FPなど): 「合格」
TOEICなど: 「TOEIC公開テスト〇〇〇点取得」
武道やスポーツの段位は、特技欄に書くのがベター。資格の正式名称と取得日も忘れずに記載しましょう。
職務経歴書編:プロが本気で教える「読みたくなる」書き方
職務経歴書は、あなたの「仕事の顔」。読み手に「続きを読みたい!」と思わせる書き方のポイントを3つご紹介します。
1. 敬体と常体は「統一」が大原則
「~です、~ます」の敬体と、「~だ、~である」の常体。
これがごちゃ混ぜになっていると、どんなに素晴らしい内容でも**「読みにくい」**という理由で後回しにされてしまいます。
例:
敬体で書くなら…「御社で貢献したいと考えております。」
常体で書くなら…「御社で貢献したいと考えている。」
どちらかに統一しましょう。ただし、職務要約と自己PRは敬体、職務詳細のみ常体という構成はOKです。
2. 略語・業界用語は「小学生に説明するつもり」で書け
採用担当者が、あなたの業界に詳しいとは限りません。
あなたが当たり前だと思っている言葉が、実は通じないかもしれません。
「CA」
転職業界:キャリアアドバイザー
航空業界:キャビンアテンダント
IT業界:認証局
食品業界:カルシウム
このように、略語は業界によって意味がまったく違います。誰が読んでもわかるように、正式名称で書くのが基本中の基本です。
3. 「職務要約」はあなたの「見出し」だ
はい、ここテストに出ます。
職務経歴書で一番大事なのは、一番最初に書く「職務要約」です。
ここは、新聞の見出しであり、芸人さんのつかみであり、映画の予告編。
ここで採用担当者の心をグッと掴めなければ、その先の詳細な職務経歴を読んでもらうことはできません。
【ダメな職務要約】
「営業として3年間、顧客対応を行いました。」(→フツーすぎる)
【良い職務要約】
「大学卒業後、〇〇業界で営業として3年間、新規顧客開拓に従事。大手企業を中心に〇〇社と新規契約を締結し、年間売上目標を130%達成。この経験で培った課題解決能力と交渉力を活かし、貴社の〇〇事業に貢献したいと考えております。」(→数字と実績が具体的!)
数字、実績、そして入社後の貢献イメージを明確にすることで、採用担当者の「おっ、もっと読みたい!」という気持ちを引き出せます。
履歴書も職務経歴書も、**「読み手への気遣い」**が全てです。
「どう書けば相手が読みやすいか?」を考え抜くこと。
これが、あなたの転職活動を成功させるための最初の、そして最大のステップなのです。
一人で悩まずに、プロを頼ってください。
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