この志望動機。これがもし恋愛の告白に例えるなら、相手が「好きです!」って言ってくれた後に、「で、私のどこに惚れたの?具体的に?」って真顔で問い返すようなものじゃないかと。もし、そういう場面があったとしたら興ざめしませんか?
少なくとも、私はそう想像すると、なんとも言えない可笑しさがこみ上げてくるのです。
恋愛の「なぜ?」と、お見合いの「理由」
ですが、これが「恋愛」というより、もっと目的意識がはっきりした「お見合い」だったらどうでしょう?
考えてみてください。お見合いの席では、
- まず、お相手から申し込みがある。
- 次に、実際に会って「なぜ私を選んだのか」(お見合いを申し込んだ理由)を確認する。
- 何度か食事をしたりして、お互いの人柄や相性をじっくり見る。
- 場合によっては、親も交えて「最終確認(面談)」をして、
- お互い「この人だ!」と納得したら「婚約(内定)」となる。
こう見ると、お見合いのプロセスって、企業が採用活動で候補者と向き合う面接のフローと、驚くほど似ていませんか? 自由な感情がベースの恋愛だと「え、今聞く?」ってなる「動機の確認」も、お見合いのようなフォーマルな場では、むしろ当然かつ重要な問いなのですよね。
結局、私たちエージェントは…
そう考えると、私たち転職エージェントの仕事って、昭和に存在した「近所の世話焼きおばさん」みたいなものだなぁ。と改めて思うわけです。企業と個人の間で良いご縁を結び、双方の幸せな未来をサポートする。まさに現代の「世話焼きおばさん」ですね。
それで、この「お見合い」という視点から自分の仕事を見つめ直すと、ちょっとした疑問も湧いてくるのです。私たちエージェントが間に入ってご縁を繋いでいるのに、改めて「志望動機」を聞く意味とは何だろう?っと。もちろん、仕事に対する動機やキャリアプランはすごく大切なのです。でも、それが単なる「惚れた動機」の確認だけで終わっちゃいけない、もっと深い意味があるはずだと感じています。
皆さんは、面接での「志望動機」って、正直どう思ってますか? そして、転職エージェントの役割について、何か思うことがあれば、お聞かせください。
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